社会人ドクターを取りたいなと思っている方,挑戦中の方におすすめしたい書籍を厳選して5冊紹介したいと思います。
博士課程/社会人ドクター全般について
まずは博士課程とは?社会人ドクターの経験談についてまとまっている本を2冊紹介します。
①「働きながらでも博士号はとれる」
まずはズバリ経験談である「働きながらでも博士号は取れる」です!
大手メーカーに勤務しながら社会人学生として博士号をとった著者が、
- 入学までのプロセス
- 研究のプロセス
- 卒業に向けた種々の関門のプロセス
- 博士取得で何が変わったか
について経験をもとに解説しています。
まずは一つの本としてまとまった経験談・博士取得までのプロセスを知るのにとても有効です!
②「博士号のとり方 学生と指導教員のための実践ハンドブック」
次に紹介するのは、「博士号のとり方 学生と指導教員のための実践ハンドブック」です。
これは、社会人ドクター/通常の博士学生問わず、
- 博士/博士課程の学生とは?
- 博士課程の研究の進め方
- 博士課程のプロセスの詳細
- 教員はどのようなことを審査するのか?
等、博士課程そのものについてとても詳しく説明しています!
博士課程って漠然と、研究して,成果を学会や論文で発表して,博士論文にまとめて発表すればいいと思ってる(私はそんなふうに甘く考えていました。。)方もいるかもしれませんが、
実際にどのような目的意識を持ったり,どんな困難が待っているのか,どんなことを審査されるのか等、その過程での過ごし方についてとても詳しく指南してくれています。
博士号のとり方[第6版]―学生と指導教員のための実践ハンドブック―
博士号のとり方[第6版]―学生と指導教員のための実践ハンドブック―
キャリアの考え方について
次に、人生におけるキャリアの考え方・市場価値に対するキャリアの考え方のヒントとなる本をご紹介します。
LIFE SHIFT(ライフ・シフト)―100年時代の人生戦略
これからの時代の人生のキャリアについて考えさせられる本の定番、「LIFE SHIFT」です。
この本では、伝統的な人生プランである、
「学校で学ぶ→会社で働く→定年退職して引退生活」
の3ステージの人生が成り立たなくなり、より数が多く種類も多いステージを組み合わせた人生・キャリアとすることを提唱しています。
この中では、
- 仕事をセーブして学び直しの期間を設ける
- 共働きのパートナーのために自身が仕事をセーブしたり、自分が思いっきり仕事をする期間としてパートナーに仕事をセーブしてもらう期間もあり得る
- キャリアをシフトするための変身資産も重要
等々、キャリアの考え方、社会人ドクター等の学び直しの考え方について大きな示唆を与えてくれる本となっています。
LIFE SHIFT(ライフ・シフト)―100年時代の人生戦略 LIFE SHIFT
LIFE SHIFT(ライフ・シフト)―100年時代の人生戦略 LIFE SHIFT
転職の思考法
転職の考え方・捉え方を変えてくれる本「このまま今の会社にいていいのか?と一度でも思ったら読む転職の思考法」です!
これは今回紹介する本の中で私が一番繰り返し読んだ本ですね。
この本では、
- 自分の市場価値の考え方
- 自己分析
- 仕事・業界の選び方
について、物語形式で説明しています。
この本が面白いのは、いわゆる「転職ハウツー本」ではなく、
転職をしてもしなくても、自分の市場価値を高めて「いつでも転職できる状態にする」ことで、人は正直に仕事に向かうことができる
(会社にぶら下がるしかない状態だと、どこかで自分に嘘をついて我慢して仕事をすることになりやすい)
ということを最も伝えたいこととしています。
軽く読める物語形式ですが、読むほど深い。
ぜひみなさんに読んでほしいです!
このまま今の会社にいていいのか?と一度でも思ったら読む 転職の思考法
このまま今の会社にいていいのか?と一度でも思ったら読む 転職の思考法
お金の準備について
最後は、社会人ドクターでかかる費用の準備のために有用な本を紹介します。
学費はざっくり月5万円程度かかるため、それを捻出するかヒントになると思います。
⑤「ジェイソン流お金の増やし方 改訂版」
社会人ドクターを始めるにあたり、多くの方が気になってしまうお金の問題。
今のままでの収入と支出のバランスでは学費等が不安な方は、ぜひこの
「ジェイソン流お金の増やし方 改訂版」を読んでみてください。
この本では
- 家庭の支出の固定費をいかに下げるか
- 将来のための資産形成の方法
を簡潔に,かつ,具体的に説明しています。
社会人ドクターでは学費+諸々の費用がかかり、平均して月5万円以上の出費となり、そのために固定費削減による家計の改善はとても有効です!
ぜひ参考にしてください!